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銀行業界の現状と課題

メガバンクの動きがめざましい

銀行業界は大きく分けて、メガバンクと呼ばれることが多い都市銀行と地方銀行に分かれます。
それぞれでかなり経営規模が異なりますし、扱っている金融商品の種類やサービスの厚みなどにも差が出てきます。

メガバンクは規制緩和以降、かなり吸収合併の動きが強く、様々な銀行が大きなホールディングスカンパニーとして形を変えています。
競争力の強さを背景に、地方銀行などを吸収して、より大きな銀行として成長しているのがこの業界の現状と言えます。

そして、メガバンクの最近の動きとして顕著なのが海外進出の動きです。
すべてのホールディングスカンパニーがその動きを見せているというわけではありませんが、ほとんどの銀行が海外の銀行を買収するという動きを見せています。
日本国内にとどまらず、アジア圏の銀行を中心にたくさんの金融機関を傘下に収めるようになっていて、その経営規模はさらに大きくなっています。

地元密着の活動を行う地方銀行

メガバンクの動きとは対象に、地方銀行は概して地域密着型の堅実な経営をしているというのが現状です。
金融商品の数はそれほど多くないものの、顧客へのサービスの質を向上させたり、ローン商品など様々な商品との連動を行ったりして、顧客の囲い込みを行おうとしています。

もちろん、時代のニーズに合わせて地方銀行でもインターネットバンクなどのオンラインサービスを活用するなどして、より使いやすい銀行となるようにも努力しています。
しかし、メガバンクの競争力の強さや、豊富なサービスの種類に抵抗するのはなかなか難しく、銀行業界全体の中では地方銀行の影響力がだんだん弱まっています。
地域の中小企業を金融面で支援するなどして、メガバンクとは異なる層の顧客を得ることを重要視しています。

銀行同士の競争の波が今度の課題

日本国内には、どの地域にも様々なメガバンクや地方銀行、信用金庫などたくさんの金融機関が入り乱れている状況です。
そのため、これからさらに競争が激しくなることが予想され、競争力の弱い小さな銀行はメガバンクや規模の大きい地方銀行に呑まれてしまうことが考えられます。
それによって、地方の小さな企業への金融支援が難しくなってしまうのではないかというのも一つの課題となっています。

さらに、規制緩和が進めば外資系の金融機関が国内に入ってくる可能性もありますし、オンライン上でのバーチャル金融取引なども盛んに行われるようになっていますので、既存のサービスの利用率が落ちることもありえます。
新しい時代の波に乗りながらも、いかにして堅実で安定性のある経営を行っていくかが、それぞれの銀行の課題と言えるでしょう。