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消費者金融業界の現状と課題

業界再編が大きく進んだ消費者金融業界

金融業界の中でも、消費者金融業界は他の業界とは多少異なる性質を持っています。
大きな企業がシェアのほとんどを占めているということではなく、たくさんの中小企業が存在して、それぞれのエリアで営業活動を行っているという特徴がみられるのです。
消費者金融は、少額のローン商品がメインとなりますので、それほど資本力が大きい企業でなくても経営がしやすいということが一つの要因です。

また、業界再編が一気に行われたというのも消費者金融業界の特徴です。
グレーゾーン金利の規制を行ったり、貸金業者の活動についての規制が行われたりした結果、かなりの消費者金融会社が倒産したり、一気に業績悪化の目を見たりしたためです。
貸金業法改正の影響はとても強く、大手の企業が過払い金の支払いに追われて、倒産してしまったという例もあります。

この業界再編の大波は静まりましたが、現在でも統合が相次いでいて、より大きな企業グループが誕生し始めています。
これからさらに大企業による資本力を活かした統合は進んでいくと見られ、競争力の弱い企業はシェアを失っていってしまうことが考えられます。

クリーンなイメージを作ることに注意を向けている

消費者金融でお金を借りたために、多重負債のスパイラルにはまってしまい自己破産をせざるを得なくなってしまったという人や、消費者金融会社を襲って事件を起こした人がいたりしたこともあり、消費者金融業界はダークなイメージがついています。
しかし、健全な経営を行い、顧客が安心してお金を借りられるようなクリーンなイメージを作るように多くの企業が努力しているため、そのようなダークなイメージは薄れつつあります。
そのため、現在では主婦や若い女性なども気軽に消費者金融会社でカードローンを利用するようになっていて、昔のような感覚とは異なってきています。

テレビCMなども盛んに行い知名度を向上させると共に、消費者金融そのものへのイメージを変えることに努力を傾けているのです。
さらに、今まで消費者金融を利用したことがない人も気軽に利用できるようにと、期間限定で利息ゼロ円などのサービスを提供しているところもあります。

統合をどのように進めていくか

消費者金融業界はこれからさらに統合、編成が進んでいきますので、資本力の小さな会社はどのように企業を守れるかということが課題となっていきます。
逆に資本力のある企業は、どのようにM&Aを効率よく進めていくかということが、企業規模をスムーズに大きくするためのポイントとなります。
また、法令順守を徹底して、安心できるサービスを提供するという姿勢を業界全体で見せて、イメージをさらに向上させることも重要な課題です。