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IT業界の現状と課題

急激な伸びを見せているIT業界

様々な業界の中でも最も業績の伸びが大きいのが、このIT業界でしょう。
80年代まではIT業界という業界そのものが存在していなかったに等しかったですが、90年代に入って業界が形成されると途端にその市場規模が増大しました。
2000年代に入るとその取り扱う範囲も市場規模も急速に成長していき、業界で働く人の数もけた違いになっていきます。

現在のところIT業界の市場規模は30兆円を超えていて、そこで働く人の数も100万人を超えているとされています。
毎年この数字は上昇し続けていて、最も成長率が高い業界となっています。
日進月歩の勢いで技術が進んでいますので、様々な人材が必要とされていて、学歴や年齢などにかかわりなく優秀な人材をスカウトすることが多いのも、この業界の特徴と言えるでしょう。

グローバル化が進んでいるIT業界の状況

どの業界でもグローバル化は進んでいますが、このIT業界も例にもれません。
特にITソリューション系の分野や、ソフト開発、インフラ整備などの業種で海外進出する企業が多く、東南アジアや中国を中心にたくさんの日本企業の支社が存在します。
国際的な競争が激しい分野でもありますが、日本独自の高い技術ときめ細かなサービスが特徴となっていて、いくつかの国では日系企業がかなりのシェアを確保している状況も見られます。

この業界ほど技術の進歩のスピードが早い業界はないでしょう。
そのため、人の異動が多いというのも特徴となっています。
優秀な人材はより良い条件でヘッドハンティングされることも多く、様々な会社でその能力を生かすことができます。

また、ベンチャー企業のような小さくて歴史はほとんどないような会社でも、新しくて創造性に富んだサービスを提供することで、急速に成長することができるのもこの業界ならではの状況です。
設立から数年で大きな資本力を持つ会社に成長したり、社員わずか数人でも高い年商を叩き出したりできるのが特徴です。

優秀な人材の確保が課題となっている

IT業界における技術進歩は早いので、いつまでも同じような技術水準に留まっていると、あっという間に競争に負けてしまいます。
そのため、企業としては優秀な人材を確保して、新しい技術を常に活用できる状態にしておかなければなりません。
そのための人材登用は、業界全体の課題となっています。

アメリカを中心とする外資系の企業が、日本国内ではありえないような雇用条件で人材を国内から引き抜くケースも多くなっていますので、国内の人材流出も大きな問題です。
労働環境の改善という課題を解決しないと、日本の持つ地位が脅かされることにもなりかねません。