1. >
  2. >
  3. 人材派遣業界の現状と課題

人材派遣業界の現状と課題

大きく二つの種類に分かれる人材派遣業界

人材派遣業界は、扱っている業種によって大きく二つに分類することができます。
一つはまんべんなくすべての職集を網羅して、どんな仕事でも人材を派遣することができるメジャータイプの企業と、建設や倉庫作業など、特定の職種に特化して人材派遣を行っている特化型企業です。
メジャータイプ、特化型のどちらにもメリットデメリットがありますので、それぞれの特徴をとらえることが肝心です。

メジャータイプの会社では企業規模が多くなることもあって、経営が安定していて成長スピードが大きいという現状が見られます。
大きな企業規模を抱えていて、様々な複合的なサービスを提供するようになっており、人材派遣だけに留まらなくなっているのも特徴です。

一方で、特化型の人材派遣会社はそれほど企業規模は大きくなく、どちらかというと中小規模程度のケースが多い傾向にあります。
経営規模は控えめですが、特定の業界に絞って活動をしているため、利益率が高く効率的な経営ができているというメリットもあります。
専門的なスキルを持つ人材を抱えている企業などは、その分野におけるシェアが非常に高いこともあります。

海外進出をする企業も多くなっている

人材派遣業界は国内でも活発な営業活動をしていますが、メジャータイプの大企業を中心に、海外進出に力を入れるようになっています。
特に東南アジアにおける人材派遣業務はニーズが高まっていますので、日本国内で培ったノウハウを基にして、レベルの高いサービスを提供することに成功しています。
海外で働く日本人も多くなっていますので、現地向けの人材派遣だけでなく、日本人を海外に送り込むという業務に力を入れている企業もあります。

海外進出という面で見ると、大企業に限らず、一部の中小企業でも海外での営業を行うケースが次第に増えています。
とはいえ、いくつもの国で営業を行うということではなく、特定の国で限定された職種で人材派遣を行っているのが特徴です。
現地スタッフを多く抱え、地元との結びつきを強く保っているのがこうした企業の強みと言えます。

労働者の確保やイメージアップが課題

人材派遣業界、特に国内では人材の確保が緊急の課題となっています。
少子化が進んでいますので、労働者を確保するのが難しいためです。

また、非正規労働者の待遇が悪いというイメージが強く定着していますので、派遣労働者の待遇を改善して、より多くの人が人材派遣会社に登録してもらえるようにすることも重要です。
もちろん、様々な形で改善がなされていますが、悪いイメージが残っているのが実情ですので、イメージアップに努めることがポイントとなります。